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![]() ![]() ![]() 新年明けましておめでとうございます。
晴れやかに新たな気持ちで新しい年を迎えられましたこと,心よりお慶び申し上げます。
経済産業省,電力送配電各社を始め、関係の皆様方には,日頃より多くのご指導を賜り,深く感謝申し上げます。
また,会員の皆様には,当研究会の諸活動にご理解ご協力頂き,厚く御礼申し上げます。
さて,早いもので令和も五年という節目の年に入りました。昨年,ロシア・ウクライナ紛争に端を発したエネルギー資源や原材料の値上げ,納期遅延等の影響が出たことは予想外の出来事でした。また,新型コロナ感染防止への対応はまん延防止が3月には解除されたものの,11月に第8波を迎えるなど,予断は許しませんが,対面での活動も増え,会員間の連携も少しずつ高まってきたことと思います。
このような中,私ども送電線工事業界にあっては,2014年11月に九州エリアで着工した500kV日向幹線新設工事が2022年6月に運開し,また,新たな500kV新設工事など大型プロジェクトが全国各地で着々と進められています。作業に関わる皆様におかれましては,過酷な状況下での作業はもとより,自然災害等に伴う設備被害の復旧・支援等,エッセンシャルワーカーとしてのご活躍,本当にお疲れ様でした。この場をお借りし感謝申し上げます。
電力各社による今後の工事計画量については,今年4月の託送料金改定に伴い,レベニューキャップ制度が始まり,まず,国レベルのプロジェクト,高経年化設備の更新,再エネ連系等拡充工事などが5ヵ年計画として織り込まれ,その後も高い水準で推移していくものと想定されます。このためにも,管理技術員を始め,高所作業員,基礎作業員,更には大型資機材など,必要な施工力を着実に準備することが喫緊の課題です。既設設備の改良や建替には,既存工法はもとより,新たな発想での新工法も必要になります。充電部接近作業など,リスクに応じた高い技術力と施工管理力も一層求められてきます。500kV送電線など大型設備の建設技術などは簡単に身に付くものではなく,貴重な体験や経験を後進に伝えていかなければなりません。脱炭素社会に向けた新たなネットワークづくりや国土強靱化を支える一員として,業界特有の技術・技能を質・量ともに次世代に継承することが極めて重要な使命であります。
この一環として,電力各社と共同で立ち上げた共通WEBサイトの活用を進めており,認知度向上に役立てています。また,新しい取り組みとして,国土交通大臣認定「登録送電線工事基幹技能者」制度が今年度よりスタートします。ラインマンの魅力度を業界内外に向けて発信するとともに,関係各社・個々人がその使命に共感し,目標に向かって自ら参加・研鑽するモチベーションに繋がればと思います。
また,担い手定着のため,人財育成とともに働き方改革に向けた労働環境改善について取り組みが必要です。電力各社のご協力のもと,全国一斉休日の理解も徐々に進んでおり,現在は2024年4月からの時間外上限規制への備えを具体的に加速する時期と思います。作業支援・省力化とともに疲労軽減に向けたDX(デジタルトランスフォーメーション)等に知恵を絞り,好事例の共有を進めていきましょう。
安全確保は最も重要なテーマです。2021年度に2人,2022年度においても既に2人の尊い命が奪われてしまったことは痛恨の極みであります。フルハーネス型墜落制止用器具の導入から2年目に入りますが,誤った装着のなきよう,確実に正しく使用し,墜落による重篤災害防止を図っていただくようお願いします。業界一丸となって安全最優先の現場を作るために様々な施策に取り組んでいますが,過去の教訓を学び,新しい考え方も取り入れながら,一人一人が,慎重に丁寧な作業に集中できるよう,各方面からのご指導をお願いします。
最後になりますが,今年も多くの諸課題に対して,気持ちを新たに取り組む所存であります。引き続き,皆様のご協力ご支援をお願いするとともに,ご家族様やお仲間を含めまして,ご活躍ご多幸を祈念いたします。
一般社団法人 送電線建設技術研究会
理事長 大石 祐司
![]() 当会は、中立的な研究機関として、学識経験者、専門技術者の参加、協力のもとに、送電線建設技術の諸問題について調査研究し、技術の向上及び工事の改善を推進することにより送電線工事業の健全な発展を図り、電力の安定供給と国民生活の向上に寄与することを目的とし、工事会社、メーカー等を会員として本部を東京に置き、全国に9支部を設け全国規模の活動とともに、地域ごとの事業活動にも力を注いでおります。
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